1,817/10,000 MADE IN JAPAN
March 10th, 2009
やっと読み終わった。。。
盛田昭夫さんが語った事を 1990 年に発売した本です。ソニー誕生の時から 1980 年代までの事が書かれています。日本が貿易黒字でアメリカに叩かれていた頃がメインなので、すでに 20 年たってしまっています。一部古いと思う記述もありますが、参考になりました。日本とアメリカの文化、ビジネスの違いを明確に指摘しています。
アメリカの経営は短期決戦、トップダウンが特徴だと思いました。一方日本の経営は長期成長、協調が特徴です。
アメリカ人と日本人の働き方のコントラストも興味ある比較でした:
『日本人は一般に、新しい技術や専門知識を進んで身につけようとする。アメリカでは、ある技能を修得した者は他の職業につくことを拒否し、自分が望む仕事が見つかるまでは政府から失業手当をもらうが、日本ではそういうとは贅沢とみなされる。』
『日本の工場で働く従業員に、例えばある部品をプラス・マイナス 5 の公差、許容度で生産するように指示したとすると、彼はなんとかして公差ゼロの製品を生み出そうと努力しはじめる。(中略) 他方、これはアメリカに初めて生産工場を設立した時の経験だが、従業員は忠実に定められた指示を守るものの、公差をプラス・マイナス 5 と設定すると、あくまでこの枠内で生産に従事し、どうすれば公差ゼロの製品が作れるかということに神経を集中しようとはしない。』
この本が書かれた時には、日本とアメリカの大きな違いは、社員の会社に対する忠誠心だと思いました。しかし、現在の日本で、’80 年代のような会社に対する忠誠心はどれだけあるでしょうか? 日本でもリストラは日常になってきました、日本もアメリカのようになってきているのでしょうか?
『ある案を最初に出したのが現場であろうと上層部であろうと、それがひとたび会社の方針として決定されれば、全員がその実現に向かって全力を尽くすのが日本のやり方である。(中略) しかし、そこへ行き着くまでが大変なのだ。だから外国人から見ると、時間の浪費のように見えるのだろう。』
最後に、とても 10 年以上前の言葉に思えない一言を抜粋します。
『経済活動というものは、物を作り、それを売ることから始まる。お金というものは、それを交換する時の手段にすぎない。ところが現在、机の前にすわり、電話一本で世界中にお金を回して、いわゆるマネーゲームといわれている人たちの仕事が繁栄し、額に汗して研究開発し、良い製品を作るために一生懸命働いている人たちの事業はますます不安定になり、いっこうにむくわれない。こういう状況は非常に危険なことだ。』
Entry Filed under: Books
1 Comment Add your own
1. nobulog 2.0 » 2009 &hellip | December 31st, 2009 at 12:39 am
[...] 目標3. 10,000 ページ読む 冊数だと長い本が読めないので、ページ数を目標にしてみよう。 ちなみに去年は 11,902 ページなので、今年も去年とほぼ同じボリュームを目指す ぎりぎり達成。 今年読んで印象に残った本は 『外資系トップの仕事力』 ちょうど NHK ドラマにもなった 『坂の上の雲』 『夢は、無計画のほうが実現する』 『MADE IN JAPAN』 [...]
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